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「スマートシティと数理・データサイエンス・AI教育」シンポジウム

社会のデジタル化が急速に進展する中、各自治体においてスマートシティの取り組みが加速している。市民の生活の質をあげ、持続的な経済発展を可能にするため、デジタル活用や様々なサービスの展開が提案されている。

一方、大学等においては、政府の「AI戦略2019」を受けて、デジタル社会の基礎知識である「数理・データサイエンス・AI」のリテラシー教育を普及する取り組みが行われている。また、社会人も含めたデジタル人材の育成の重要性も指摘されている。

このシンポジウムでは、スマートシティの取り組みの現状と目指す方向性をご紹介いただくと共に、大学における「数理・データサイエンス・AI」教育の取り組みを紹介し、今後スマートシティを支えていく人材の育成をどのように進めていくべきかを議論したい。

このシンポジウムは終了しました。多数のご参加、ありがとうございました。

シンポジウム概要

開催案内
日時
2021年3月4日(木)14時00分~16時15分
開催形式
ZoomによるWebinar開催
対象者
国公私立大学の教職員、数理・DS・AI教育に関心をお持ちの自治体職員・企業・一般の方、学生
募集人数
300名
募集期限
2021年3月3日(水)
主催
神戸大学 数理・データサイエンスセンター
共催
神戸市
数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム
数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム近畿ブロック
一般社団法人 デジタルトランスフォーメーション研究機構 (RIDX)
タイムスケジュール
時間 内容
14:00 開会の挨拶
14:05-14:25 【講演1】中村 彰二郎氏
「Smart Cityによる自立分散社会の実現へ
ー 市民・地域主導によるデジタルイノベーション ー」
14:25-14:45 【講演2】南雲 岳彦氏
「スマートシティの着眼点」
14:45-15:05 【講演3】小澤 誠一
「神戸大学におけるデジタル人材育成の取り組み」
15:10-16:10 パネルディスカッション
【パネリスト】
中村 彰二郎氏(アクセンチュアイノベーションセンター福島 センター共同統括)
西口 健二氏(日本総合研究所 常務理事)
藤岡 健氏(神戸市 企画調整局 つなぐラボ 担当部長)
小澤 誠一(神戸大学数理・データサイエンスセンター副センター長)
齋藤 政彦(神戸大学数理・データサイエンスセンターセンター長、司会)
16:10-16:15 閉会の挨拶

講演者・パネリスト プロフィール

講演者1
【講演1・パネリスト】中村 彰二郎氏
アクセンチュア株式会社 アクセンチュア・イノベーションセンター福島センター共同統括 マネジング・ディレクター
「3.11」以降、福島県の復興に向けて設⽴した福島イノベーションセンターのセンター⻑に就任。震災復興および地⽅創⽣を実現するため、⾸都圏⼀極集中から機能分散配置を提唱、会津若松市をデジタルトランスフォーメーション実証の場と位置づけ先端企業集積を実現。そして、会津で実証したモデルを地域主導型スマートシティプラットフォーム(都市OS)として他地域へ展開、各地の地⽅創⽣プロジェクトに取り組んでいる。

講演者2
【講演2】南雲 岳彦氏
一般社団法人スマートシティ・インスティテュート理事 兼 三菱UFJリサーチ&コンサルティング専務執行役員
国内外のスマートシティおよびデジタルガバメントに関するリサーチ・政策提言・戦略アライアンス構築に従事。Well-Being(幸福度)やLiveability(暮らしやすさ)、地球との共生といったコンセプトを重視した新たなスマートシティのアーキテクチャ・デザインに注力している。三菱UFJフィナンシャル・グループおよび三菱UFJ銀行の執行役員経営情報統括部、経営企画部、財務企画部、リスク統括部、米州統括部の各部長を経て現職。

講演者3
【講演3】小澤 誠一
神戸大学数理・データサイエンスセンター 副センター長
神戸大学 数理・データサイエンスセンター 副センター長,工学研究科電気電子工学専攻と未来医工学研究開発センター教授を兼任。ニューラルネット、機械学習を用いたビッグデータ解析、特に、サイバーセキュリティ、プライバシー保護データマイニングなどの研究に従事。現在、Asia Pacific Neural Network Society 会長、International Neural Network Society 副会長(会員担当)、日本神経回路学会 副会長、システム制御情報学会 理事、IEEE Trans. など国際ジャーナル4誌のAssociate Editorを務める。

パネリスト1
【パネリスト】西口 健二氏
日本総合研究所 常務理事
1981年 京都大学理学部 卒業。1983年 京都大学理学部 数学教室 修士課程修了。1984年 大阪大学理学部 数学教室助手。1987年 大阪大学 理学博士。1987年 西ドイツマックスプランク研究所客員研究員を経て、1989年 株式会社三井銀行(現・三井住友銀行)入行。
米NYデリバティブ子会社出向、統合リスク管理部 副部長、オペレーションリスク管理室長を歴任。
2009年10月 株式会社日本総合研究所 理事、2018年4月より現職。

パネリスト2
【パネリスト】藤岡 健氏
神戸市 企画調整局 つなぐラボ担当部長
平成7年に神戸市役所入庁後、土木局、環境局、区役所、行財政局を経て、平成20年に企画調整局に異動。担当課長として、神戸人口ビジョンや2020年までの5ヵ年のマスタープランである神戸2020ビジョンの策定に関わる。平成30年度から産学連携課長に着任。大学連携を含む産官学連携にシフトした事業を推進。
令和元年度に産学連携をアップデートした産学連携ラボ所長、令和2年度つなぐラボ担当部長に着任。

パネリスト・司会
【パネリスト・司会】齋藤 政彦
神戸大学 副学長、神戸大学数理・データサイエンスセンター長、理学研究科数学専攻教授
1980年 京都大学 理学部卒業、1985年 京都大学 大学院理学研究科 数学・数理解析専攻博士後期課程修了、1986年 滋賀大学講師、北海道大学講師、京都大学助教授を経て、1996年より神戸大学教授、2013年 理学研究科長、2017年より副学長、国際教養教育院長、数理・データサイエンスセンター長、現在、神戸市スマートシティ推進会議会長、日本学術会議会員、日本数学会会員、1990年 Johns Hopkins大学日米数学研究所研究員、1994年Cambridge大学客員教授、1995年 Utrecht大学客員教授、2010年 Nice大学客員教授。

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