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高等学校教員向け統計研修会のご案内

高大接続事業の一環として,高等学校教員に対し統計の研修会を開催いたします。次年度以降学習指導要領の改訂に伴い,数学科・情報科の統計分野の指導の充実が求められております。是非多数の皆様にご参加いただき,参加者の方々で交流を深められる場とすべくご案内申し上げます。教職を希望する大学生も参加可能です。
みなさま、奮ってお申込みください。

開催概要

開催案内
【日時】
2021年11月26日(金) 15:00 ~ 17:00
【内容】
(1)高校教員による統計の授業の実践報告
①「探究活動とPPDACサイクルの指導実践」
兵庫県立姫路西高等学校 林 宏樹教諭
②「Excelを用いた散布図・相関係数の指導実践」
神戸大学附属中等教育学校 林 兵馬教諭
(2)大学教員による指導助言および質疑応答
【対象者】
全国の高校・大学の教員および教育関係者・教職希望の大学生
【募集定員】
神戸大学での対面 25名(先着)
※ 対面を希望される方は、Excelが使えるノートパソコンをご持参ください。
Zoomでの講義  100名
【会場】
神戸大学理学研究科 Z棟103教室
Zoom併用(Zoomのアドレスは後日メールにてお知らせいたします)
【主催】
神戸大学数理・データサイエンスセンター
【共催】
神戸大学附属中等教育学校

開催報告

2021年11月26日(金)神戸大学において、「高等学校教員向け統計研修会」を神戸大学数理・データサイエンスセンター主催で開催しました。

齋藤先生挨拶

本セミナーは、高大接続事業の一環として、高等学校教員に対し次年度以降学習指導要領の改訂に伴い、数学科・情報科の統計分野の指導の充実が求められていることから、参加者の方々の情報交換と交流を深める場とすべく開催いたしました。
対面とZoomでの併用で、北は北海道、南は沖縄まで、高校の教員をはじめ、大学関係者、塾関係者、企業など様々な所属の方から合計83名の参加があり、中等教育におけるデータサイエンスの関心の高さを感じました。

林教諭

最初に、神戸大学数理・データサイエンスセンター 齋藤政彦センター長による開会の挨拶がありました。
講習1として、兵庫県立姫路西高等学校企画推進部SSH主担当 林宏樹教諭による発表がありました。林宏樹先生は、姫路西高等学校の課題研究の主担当として、また高等学校データサイエンス教育研究会の主宰でもあり、高等学校におけるデータサイエンス教育の普及に尽力されています。発表は、姫路西高等学校での課題研究における実践事例紹介でした。

林教諭

講習2として、神戸大学附属中等教育学校兼神戸大学数理・データサイエンスセンター客員研究員の林兵馬教諭による発表がありました。林兵馬先生は、神戸大学附属中等教育学校での統計教育の主担当として、学校設定科目「データサイエンスⅠ・Ⅱ」のとりまとめ、また神戸大学との高大連携事業を担当しています。発表は,高校1年生を対象に実施した「データサイエンスⅠ」の実践事例紹介でした。

zoom

両教諭の発表に対する質疑応答のあと、神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 稲葉太一准教授、同 阪本雄二准教授、神戸大学大学院理学研究科数学専攻 青木 敏教授による指導助言がなされました。
最後に、神戸大学附属中等教育学校 齋木俊城副校長より、閉会の挨拶がありました。

斎木先生

事後のアンケートによると、数学や情報での実践事例、課題研究での統計の実践事例などに関心が高いことが分かりました。また、指導助言の先生方のコメントが非常に参考になったとの回答が多数あり、高校の事例紹介のほかに大学の先生からの講義や指導例なども次回以降のテーマとして、中学校、高等学校の次期指導要領改定に向けて、研修会を引き続き開催する予定をしています。

神戸大学数理・データサイエンスセンターでは、今後もデータサイエンスに関わる継続的な教育活動を続けていきたいと考えています。

会場全体会場全体
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