日本総研×神戸大学 オープンイノベーションワークショップ「金融ビジネスと情報システム工学」
現代の金融ビジネスでは、ITがベースとなっており、ITの理解なしにはビジネスや社会を動かす事はできません。 この特別講義では、アルゴリズム・データ構造、サイバーセキュリティ、情報通信ネットワーク、 人工知能などの情報システム工学の基礎技術が、実際の金融ビジネスの中でどのように活用されており、 深い関係を持っているかをグループワークによるPBL(Project Based Learning) を通して学びます。
※この講義は所属(学科・専攻)・年次によって科目区分や単位の取り扱いが異なりますのでご注意ください。
2016年度の学部入学生の科目区分は「高度教養科目」です。それ以外の学生については、所属学部・研究科の教務学生係にお問い合わせください。(所属の学科・専攻によって、卒業・修了要件の単位として認められない場合があります。)
※この講義は日本総研×神戸大学 オープンイノベーションワークショップ「ITと金融ビジネスの最前線」とは別の講義です。
*本年度の講義は終了しました。開催報告はこちら
講義概要
- 日時
- 2019年2月18日(月)2~5限
- 2019年2月19日(火)2~5限
- 担当教員
- 日本総研:西口 健二、村井 庸平
- 神戸大学:齋藤 政彦、小澤 誠一、大川 剛直、鶴田 宏樹、井上 広明
- 講義場所
- 工学部本館3F C2-301
- 対象者
- 全学部の学部生(2016年度以前入学)
- 全研究科の大学院生(修士・博士)
- ※希望者多数の場合、エントリーシート・ヒアリングによる選考を行う場合があります。
- 単位数
- 1単位
- ※この講義は所属(学科・専攻)・年次によって科目区分や単位の取り扱いが異なりますのでご注意ください。
- 2016年度の学部入学生の科目区分は「高度教養科目」です。それ以外の学生については、所属学部・研究科の教務学生係にお問い合わせください。(所属の学科・専攻によって、卒業・修了要件の単位として認められない場合があります。)
- 講義内容
2019年2月18日(月) | ||||
---|---|---|---|---|
時限 | 担当 | 形式 | 内容 | 時間 |
2限 | 日本総研:村井 庸平 神戸大学:齋藤 政彦 |
講義 | オープニング 講義の目的・意図の説明 |
20分 |
神戸大学:大川 剛直 | 講義 | アルゴリズムとデータ構造 | 70分 | |
3限 | 日本総研:村井 庸平 | 演習 | 企業におけるシステム開発の全体と業務フロー設計1 | 90分 |
4限 | 日本総研:村井 庸平 | 演習 | 企業におけるシステム開発の全体と業務フロー設計2 | 90分 |
5限 | 日本総研:村井 庸平 | 演習 | 企業におけるシステム開発の全体と業務フロー設計3 | 70分 |
神戸大学:鶴田 宏樹 齋藤 政彦 |
- | 振り返り・アンケートなど | 20分 |
2019年2月19日(火) | ||||
---|---|---|---|---|
時限 | 担当 | 形式 | 内容 | 時間 |
2限 | 神戸大学:小澤 誠一 | 講義 | 人工知能 概説 | 90分 |
3限 | 日本総研:村井 庸平 | 講義 | メガ金融グループにおける人工知能の活用事例紹介 | 60分 |
日本総研・神戸大学 | 演習 | 人工知能活用アイデアソン1 | 30分 | |
4限 | 日本総研・神戸大学 | 演習 | 人工知能活用アイデアソン2 | 90分 |
5限 | 日本総研・神戸大学 | 演習 | 人工知能活用アイデアソン3 | 50分 |
日本総研 神戸大学 |
- | 振り返り・表彰・アンケート | 40分 |
- その他注意事項
- ※この講義はデータ関連人材育成関西地区コンソーシアム データサイエンス実践コースの科目です。
- コンソーシアム認定希望者はこちらより別途受講登録を行ってください。
開催報告
2019年2月18~19日に、特別講義 日本総研×神戸大学オープンイノベーションワークショップ「金融ビジネスと情報システム工学」を実施しました。この授業は、本学と日本総研との教育連携の一環として開催されました。
1日目はシステム情報学研究科の大川 剛直 教授によるアルゴリズムとデータ構造に関する講義の後、日本総研主導で、クレジットカードの商品購入、利用履歴の確認の流れを題材としてアルゴリズムを設計するグループワーク等を行いました。
2日目は数理・データサイエンスセンターの小澤 誠一 副センター長による人工知能の概説、日本総研による人工知能の活用事例紹介の後、銀行のデータの活用を題材に、人工知能を活用した新しいサービスを考えるグループワークを行いました。
最後に、グループワークで生まれたアイデアの発表を行い、日本総研の講師、数理・データサイエンスセンターの齋藤 政彦 センター長、小澤 誠一 副センター長による講評を行いました。全4チームの中で、「マッチング!ミドすけ」というタイトルで発表を行ったチーム「ミドミド」が優勝しました。
授業には、学部3年次生から博士課程3年次生まで、様々な学部・研究科に所属する16名の学生が参加しました。参加した学生に対するアンケートでは、2日間ともに8割以上の学生が「満足している」と回答しており、学生の満足度が非常に高かったことが伺えました。
神戸大学と日本総研は、共同研究、教育連携において、今後もさらに協力を続けていく予定です。