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木村建次郎教授(数理・データサイエンスセンター)らの研究グループが開発した世界初のリチウムイオン電池の非破壊検査機が日経産業新聞(2020.02.27)に掲載されました

木村建次郎教授(数理・データ)と、木村教授が創設した神戸大学発のベンチャー企業、(株)Integral Geometry Science(以下、IGS)が研究開発している世界初のリチウムイオン電池の非破壊検査機が日経産業新聞(2020.02.27)の4面に掲載されました。

この検査機は、“蓄電池の動作中に蓄電池の外部に漏洩した磁場の空間分布から、蓄電池内部の電流密度分布を導く逆問題”において、木村建次郎教授の研究グループが世界で初めて導くことに成功した解析解を用いて、蓄電池内部の電流異常個所を正確かつ瞬時に再構成、映像化し、出荷後のトラブルを未然に防ぐことが可能です。世界各国の有力大学、大手事業会社が、磁場を用いて蓄電池内部の電流を推測する技術の研究を進めていますが、木村建次郎教授の研究グループおよび神戸大学スタートアップINTEGRAL GEOMETRY SCIENCE社は、世界で初めて実用化することに成功しており、世界の主要蓄電池メーカ、自動車メーカ等で活用されて始めております。

電気自動車(EV)の普及により、需要が高まることが期待されており、凸版印刷と連携して、リチウムイオン電池メーカーや電気自動車メーカーへの販売に力を入れていく予定です。

・日経産業新聞 2020年2月27日(木)第12238号4面 掲載
『電池の故障箇所、非破壊で特定』

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