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次世代DXリーダ育成プログラム 防犯カメラ高度化およびカフェサービス高度化に関するPBLについて

国立大学法人 神戸大学(以下、神戸大学)、株式会社W(以下、W)、株式会社神戸デジタル・ラボ(以下、KDL)は、文部科学省 令和3年度「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」のなかで神戸市灘区のエルナード商店街の防犯カメラおよびカフェ Life style shop SOWELUの防犯/マーケティングカメラを用いた分析を通してPBL*を行います。同PBLでは、講師ならびに受講者が学習の中でデータ分析を行います。

商店街の防犯カメラ画像を使ったPBLでは、神戸市灘区水道筋5丁目付近の防犯カメラから、年齢・性別などの属性と姿勢・走行方向などを抽出して、事故の発生を予測します。カフェ(SOWELU)の防犯/マーケティングカメラを用いたPBLでは、店内に設置された6台のカメラの画像とPOSデータを用いてサービス改善案を検討するグループワークを行います。

それぞれのPBLでは、あらかじめカメラ画像から顔の特徴を示すデータを抽出して、性別・年齢などを推定したデータを使います。また、推定後に速やかに元のデータを破棄します。推定したデータおよび予測結果には、個人を識別可能な情報は含みません。抽出したデータは、PBLの講師および受講者が使用して、他社への提供は行いません。また、受講者には、事前にデータの取り扱いについて指導を行います。データ保護方針に同意がとれた受講者のみが分析を行います。

撮影に関する概要情報

  • 撮影期間:
    商店街:2022/11/7 10:00〜22:30
    SOWELU:2022/11/7-2022/11/14
  • 撮影カメラ台数:
    商店街:1台
    SOWELU:6台
  • 映像から取得・加工・予測を予定しているデータ
    取得:顔画像を含む全身画像
    加工:人数、年齢、性別、姿勢、走行方向
    分析:防犯カメラ高度化のためのアイデアソン・ハッカソン、マーケティング施策のためのアイデアソン・ハッカソン
  • 予測:
    水道筋商店街:事故/危険行為
    カフェSOWELU:売り上げ向上につながるサービス

神戸大学、W、KDLならびに、本事業に関わる組織は、個人情報に関する法律、同法の政令や規則およびガイドラインの遵守のための基本方針を策定し、データ取得、利用、保存などを行う場合の基本的な取り扱い方法を整備しています。また、責任者が整備した取り扱い方法にしたがって、データが取り扱われていることを確認して実施しています。カメラなどを取り扱う機器の盗難防止措置、不正アクセスからの暗号化などの保護ための仕組みを導入しています。

※PBL:Project Based Learning(問題解決型学習)

本件に関するお問い合わせ先

  • 国立大学法人 神戸大学 数理・データサイエンスセンター:cmds_recurrent_pbl@gsuite.kobe-u.ac.jp
  • (株式会社W: hello@w-inc.co.jp)

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